売れないバンドマン 金銭事情
「バンドマンは夢を与える仕事」
世間じゃそんな事を良く耳にします
でもバンドなんて星の数ほど存在してて1年に何百回liveしても初めましてばかりです
売れるバンドは一握り 売れないバンドが大半
バンドマンはお金がない 結婚しない方がいい
耳にタコが出来るほど言われました
そんな売れないバンドマンの金銭事情を振り返ってみたいと思います。
1カ月の収入 23万
飲食店で働いてて時給は覚えてませんが仮に1000円だとして
スタジオ練習が週2回 (スタジオの日は半休 5時間労働)
liveが月4回 週1ペース
それ以外の日は12時間ほど働いていたので
12時間×4日+5時間×2日×4週間=232時間
1カ月の支出 20万
音楽関係
スタジオ4時間 1人3000円×8回
live1回 1人15000円×4回 打ち上げ2000円×4回
楽器の弦購入 5000円×1回
計 97000円
生活費
家賃 50000円
食費 20000円
電気・水道・ガス 10000円
雑費 20000円
通信費 5000円
計 105000円
特別支出 年60万
年2回 レコーディング 20万×2回
年2回 ツアー 10万×2回
ざっくりですが、だいたいの世の中の売れないバンドはこれぐらいの活動をしているんじゃないでしょうか
もちろん作ったCDを売った売上とかliveのチケットの売り上げで
もう少しはマシになっているとは思いますが、そこは売れないバンドマンなので。。。
これでも東京に泊めてくれる友人の手助けがあったりネカフェで泊まらず軽自動車で車中泊したり色々節約や工夫をしてた覚えがあるんですが。。。
音楽活動の合間に休みもなく働いて赤字になって貯金を切り崩す日々でした。
それでも好きだから苦でもなくて、それは陸上やってる人は苦しくても走るのが楽しくて、売れなくても描くのが楽しい漫画家とかも同じやと思うんです。
ただ好きだから当たり前の様に情熱を注ぎ、liveの30分の為だけに生きてると言っても過言ではなかったです。
だからこそ解散した時は心が空虚になったし、もう燃え尽きた感が半端なかったです。
でもこの生活があったから後のライフスタイル計画に繋がったんだなと今では思うので、その後をまた少しずつ書いていきたいと思います。